テクニック2 – 数字別ボードの枠で独り | パズル製作研究所

テクニックの概要

テクニック 1 はボード上のある枠内の空白のセルが 1 つの場合のみ使えました。 一方で、ある枠内の空白のセルが 2 つ以上あっても数字をそれぞれ別々に見ることで数字が決まる場合があります。

用語の説明で出てきた数字別ボードを思い出してください。 テクニック 2 は数字別ボードのそれぞれの枠を調べて空白のセルが 1 つだけの枠を見つけるテクニックです。

頭の中で数字別ボードを全て記憶することは不可能なので、数字、枠の順で範囲を絞って順番に調べます。

ある注目した数字の数字別ボードのある枠内の空白のセルが 1 つだけならそのセルには注目した数字が入ります。 なぜなら、もし枠内にすでに注目した数字があるならその枠内に空白のセルはありません。 枠内に空白のセルがある場合は、空白のセルのどこかに注目した数字が入りますが 1 つしかないならそこにしか入りません。

テクニックの使用例

下の図を例題として使います。

まず数字の 1 に注目します。 これは数字の 1 の数字別ボードに注目していることと同じです。 次に左上の枠に注目します。

数字の 1 が入らないセルをナンバープレースのルールにしたがって除外します。

すると座標が (3, 3) の空白のセルのみが残るのでここに数字の 1 が入ります。 この状況は数字の 1 の数字別ボードを見るとわかりやすいです。

数字の 1 の数字別ボードを見ると左上の枠内に空白のセルが 1 つだけ残っています。

テクニックの詳細手順

  1. 1 つの数字に注目します。
  2. ボード上で 9 つの枠から注目した数字が枠内に出てこない枠に注目します。
  3. ナンバープレースのルールにしたがって、注目した枠内の空白のセルから注目した数字が入らないセルを除外します。
  4. 残った空白のセルが 1 つだけの場合はその空白セルに注目した数字を入れテクニック 1 に戻ります。
  5. 空白のセルが 2 つ以上残った場合は次の枠を試します。
  6. すべての枠に注目しても数字を入れられなかった場合は次の数字を試します。
  7. すべての数字とすべての枠について数字を入れられなかった場合はテクニック 3 を試します。

サンプル問題

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