テクニック3 – 残り 2 席 | パズル製作研究所
テクニックの概要
テクニック 1 はボード上の枠、行もしくは列の空白のセルが 1 つの場合に使えるテクニックでした。 テクニック 3 はボード上の行もしくは列の空白のセルが 2 つの場合に使えるテクニックです。
ある行もしくは列の空白のセルが 2 つの場合、2 つの数字の位置が決まっていません。
その 2 つの数字それぞれに対して、それぞれの空白のセルに入れられるか調べます。
どちらかの数字がどちらかの空白のセルに入らないことが決まると両方の数字の位置が決まります。
空白のセルが 2 つの行もしくは列だけに注目すればいいので、使える場所を見つけやすいテクニックです。
テクニックの使用例
下の図を例題として使います。
テクニック 1 とテクニック 2 を使って解き進めると下の図のようになります。
ボード上で 4 行目の空白のセルが 2 つなので 4 行目に注目します。
4 行目に出てきていない数字は 3 と 4 です。 4 列目と 6 列目に注目します。
すると 4 列目にも 6 列目にも数字の 3 と 4 は出てきていません。 どちらの数字もまだ 4 行目の空白のセルのどちらにも入る可能性があります。 つまりテクニック 3 は 4 行目には使えません。
次に、ボード上で 9 行目の空白のセルが 2 つなので 9 行目に注目します。
9 行目に出てきていない数字は 4 と 9 です。 1 列目に注目するとすでに数字の 4 があるので、座標が (9, 1) の空白のセルには数字の 4 は入りません。
よって、この空白のセルには数字の 9 が入ります。 さらに、座標が (9, 6) の空白のセルには 4 が入ります。
テクニックの詳細手順
- ボード上で空白のセルが 2 つの行もしくは列に注目します。
- 注目した行もしくは列でまだ出てきていない数字を調べます。
- 2 つの数字について、ナンバープレースのルールにしたがって 2 つの空白のセルに入るか調べます。
- どちらかの数字がどちらかの空白のセルに入らない場合は、もう一方の空白のセルに数字を入れ 2 つの数字の位置を決めテクニック 1 に戻ります。
- 2 つの数字がそれぞれの空白のセルに入る可能性がある場合は、次の空白のセルが 2 つの行もしくは列を試します。
- ボード上で空白のセルが 2 つのすべての行もしくは列について数字を入れられなかった場合はテクニック 4 を試します。