テクニック5 – 候補は独り | パズル製作研究所

テクニックの概要

テクニック 5 以降はコラムで紹介した候補テーブルを使います。

候補テーブルを作ると、候補集合に数字が 1 つしかない空白のセルが見つかる場合があります。

するとその空白のセルには候補の数字が入ります。 なぜなら、もし、候補集合に数字が 1 つしかない空白のセルがある枠、行もしくは列の別の空白のセルにその数字を入れるとします。

すると候補集合に数字が 1 つもない空白のセルができてしまいます。

候補テーブルは、それぞれの空白のセルに入る可能性のある数字をすべて書き込みます。 候補集合に数字が 1 つもないということは、その空白のセルに入れられる数字がないということです。 これはナンバープレースのルールと矛盾します。

候補テーブルを作るのは大変ですが、手間をかけたおかげでテクニック 5 を使うのはとても簡単です。 試しに、候補テーブルを作らずにボード上で候補の数字が 1 つしかない空白のセルを見つけてみてください。 とても見つけづらいので、候補テーブルのありがたみがわかると思います。

テクニックの使用例

下の図を例題として使います。

テクニック 4 までのテクニックを使って解き進めると下の図のようになります。

コラムの候補テーブルの作り方にしたがって、候補テーブルを作ります。

すると、座標が (3, 4) の空白のセルの候補集合は 1 つしか数字を含んでいないので、このセルには数字の 5 が入ります。

他にも座標が (9, 3) の空白のセルの候補集合も 1 つしか数字を含んでいません。 座標が (3, 4) の空白のセルに数字の 5 を入れた後、テクニック 1 に戻ってもいいです。 もしくは、もう 1 度テクニック 5 を使って、座標が (9, 3) の空白のセルに数字の 7 を入れてもかまいません。

テクニックの詳細手順

  1. 候補テーブルを作成します。
  2. 候補集合に数字が 1 つしか含まれない空白のセルに注目します。
  3. 注目した空白のセルに候補の数字を入れテクニック 1 に戻ります。
  4. 候補集合に数字が 1 つしか含まれない空白のセルがない場合はテクニック 6 を試します。

サンプル問題

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