テクニック7 – 隠しレーザー | パズル製作研究所
テクニックの概要
テクニック 6 まではこの空白のセルにはこの数字しか入らないと決めるテクニックでした。 テクニック 7 以降はこの空白のセルにはこの数字は入らないと決めるテクニックです。 空白のセルにある数字が入らないことが決まるとそのセルの候補集合からその数字を消すことができます。 候補集合に含まれる数字が少なくなると、テクニック 5 もしくはテクニック 6 を使って空白のセルに入る数字が決まります。
テクニック 7 は候補テーブル上である数字が入る可能性がある空白のセルが枠内に 2 つか 3 つで、1 行もしくは 1 列に並んでいる枠を探します（ここでは数字の 1 に注目します）。
注目した空白のセルは 1 つの枠の中にあるので、注目した数字は注目した空白のセルのどこかに入ります。
注目した空白のセルが含まれる行もしくは列の領域のうち、注目した枠の外にある領域の候補集合に注目します。
この領域には注目した数字が入らないので、候補集合から注目した数字を消せます。
テクニックの使用例
下の図を例題として使います。
テクニック 6 までのテクニックを使って解き進めると下の図のようになります。
数字の 1 と左上の枠に注目します。
すると、数字の 1 が入る可能性があるのは座標が (1, 1)、(3, 1) の空白のセルの 2 つで、この 2 つの空白のセルは枠内で 1 列に並んでいます。
座標が (1, 1)、(3, 1) の空白のセルは 1 つの枠内にあり、枠内の他の空白のセルには数字の 1 は入りません。 よって、数字の 1 は必ずこの 2 つのセルのどちらかに入ります。
1 列の領域から注目した枠の領域を除いた領域に注目します。
座標が (1, 1)、(3, 1) の空白のセルのどちらかに数字の 1 が入ることから、この領域には数字の 1 は入りません。 よって、座標が (9, 1) の空白のセルの候補集合から数字の 1 を消せます。
数字の 1 について他の枠に注目してみると、どの枠内でも数字の 1 が入る可能性がある空白のセルが 1 行もしくは 1 列に並んでいる枠はありません。
テクニックの詳細手順
- 1 つの数字に注目します。
- 候補テーブル上で 9 つの枠から注目した数字が枠内に出てこない枠に注目します。
- 注目した数字が候補集合に含まれる空白のセルが枠内に 2 つか 3 つで、1 行もしくは 1 列に並んでいる枠に注目します。
- 注目した空白のセルが含まれる行もしくは列の領域のうち、注目した枠の外にある領域の候補集合に注目します。
- 候補集合の中に注目した数字が含まれる場合は、候補集合から注目した数字を消してテクニック 1 に戻ります。
- 候補集合の中に注目した数字が含まれない場合は、次の枠に注目します。
- すべての枠に注目しても候補集合から数字を消せなかった場合は次の数字を試します。
- すべての数字とすべての枠について候補集合から数字を消せなかった場合はテクニック 8 を試します。